馬鹿の一つ覚え
読み方
ばか の ひとつおぼえ意味
同じことを一つだけ覚え、それを得意げに繰り返したり、どんな場面でもそれしか言えなかったりするさまをいう。知識や発想の幅が狭く、応用が利かない人や言動を、やや強くからかっていう表現。由来
正確な初出年は不明。『一つ覚え』は「一つのことだけを覚えて、他に応用が利かないこと」の意で、そこに『馬鹿の』を添えて皮肉を強めた言い方。近世から近代にかけて広まったと考えられるが、明確な成立時期は分からない。備考
『馬鹿』を含むため、相手に直接使うと強い侮蔑に聞こえやすい。冗談や自己批判では使えるが、目上の人や公的な場では避けるのが無難。例文
- 彼は新しい言葉を覚えると、馬鹿の一つ覚えみたいに何度も使う。
- 失敗の原因を何でも気合い不足だと言うのは、馬鹿の一つ覚えだ。
- 営業会議で値下げ案しか出てこないなんて、まるで馬鹿の一つ覚えだね。
- あの評論家はどんな話題でも同じ理論に結びつけるので、馬鹿の一つ覚えと思われがちだ。
- 子どもが覚えたてのギャグを馬鹿の一つ覚えのように繰り返して、みんなが笑っていた。
類義語
- 一辺倒
- ワンパターン
- 一本調子
- 鸚鵡返し
対義語
- 臨機応変
- 融通無碍
- 機転が利く
- 多芸多才