馬鹿と鋏は使いよう
読み方
ばか と はさみ は つかいよう意味
能力が低いと思われる人でも、また切れ味の悪い鋏でも、扱い方や配置しだいで役に立つということ。転じて、人や道具の価値は一概に決められず、使う側の工夫や采配で生かせる、という意味。由来
正確な初出は不詳だが、江戸時代(17~19世紀ごろ)には広く使われていたとされる。鋏は刃の合わせ方や力の入れ方によって切れ味が大きく変わるため、その身近な経験をたとえにして、「愚かに見える人でも使い方しだいで役に立つ」という意味が生まれた。備考
「馬鹿」を含むため、現代では相手本人に向けると侮辱的に響きやすい。人材配置や道具の扱いを語る際、ややくだけた引用として使うことが多い。例文
- 彼を無能だと決めつけるのは早い。馬鹿と鋏は使いようで、向いた仕事なら力を発揮する。
- 新人教育では、馬鹿と鋏は使いようという発想で、それぞれに合う役割を探すことが大切だ。
- この古い鋏も研いで持ち方を変えればよく切れる。馬鹿と鋏は使いようとはよく言ったものだ。
- 人材配置を誤れば全員が損をするが、馬鹿と鋏は使いようで、適所に置けば組織はうまく回る。
- あの子を頭ごなしに叱るより、馬鹿と鋏は使いようと思って、得意なことを伸ばしてやろう。
類義語
- 適材適所
- 人は使いよう
- 阿呆も使いよう
対義語
- 宝の持ち腐れ
- 無用の長物