馬鹿と煙は高いところへ上る
読み方
ばか と けむり は たかい ところ へ のぼる意味
愚かな人や軽はずみな人ほど、高い場所に上りたがったり、目立つ位置に出たがったりするものだ、という意味。煙が自然に上へ上ることになぞらえ、人をからかう調子で用いられる。由来
煙が熱や気流によって上へ立ちのぼる自然現象に、分別のない人が高い所や目立つ場所を好む様子を重ねた俗諺。成立時期は未詳だが、江戸時代以降に庶民の間で広まった表現とされる。備考
相手をからかう、または侮る響きが強い表現。親しい間柄の冗談以外では失礼になりやすいので注意。例文
- 展望台を見ると真っ先に駆け上がる彼を見て、友人が「馬鹿と煙は高いところへ上るだね」と笑った。
- 会議で内容もないのに上役の前に出たがるのは、馬鹿と煙は高いところへ上るというものだ。
- 屋根に登って写真を撮ろうなんて危ないよ。馬鹿と煙は高いところへ上ると言われても仕方ない。
- 彼は少し出世しただけで偉そうに振る舞い、まさに馬鹿と煙は高いところへ上るだ。
- 目立ちたい一心でステージに上がったが失敗し、馬鹿と煙は高いところへ上ると陰で言われた。
類義語
- 馬鹿は高いところが好き
- 馬鹿と煙は高い所が好き
- 阿呆と煙は高い所へ上る
対義語
- 実るほど頭を垂れる稲穂かな
- 能ある鷹は爪を隠す