漢字辞典.com

馬の耳に説法

読み方

うま の みみ に せっぽう

意味

どれほど立派な教えや忠告をしても、相手に理解する気や興味がなければ効果がなく、聞き流されてしまうことのたとえ。価値の分からない相手に言っても無駄、という意味で用いる。

由来

仏教の説法(仏の教えを説くこと)を、馬に向かってしても理解できず無意味である、という発想から生まれたことわざ。成立年代は明確ではないが、仏教語「説法」を含むことから中世以降に広まったと考えられる(正確な年・初出は不詳)。

備考

相手の無関心・理解不足を嘆く言い方で、やや突き放した響きがある。面と向かって使うと失礼になりやすいので注意。類似に「猫に小判」。

例文

  • 何度注意してもスマホばかり見ている。あの子には馬の耳に説法だ。
  • 規則の大切さを説いても、守る気がない人には馬の耳に説法だよ。
  • いくら健康の話をしても、本人が聞く耳を持たないなら馬の耳に説法になってしまう。
  • 彼に改善案を説明したが、最初から反対するつもりだったらしく馬の耳に説法だった。
  • 相手の関心を確かめずに正論を並べても、馬の耳に説法になりかねない。

類義語

  • 猫に小判
  • 豚に真珠
  • 兎に祭文(うさぎにさいもん)
  • 糠に釘
  • 暖簾に腕押し

対義語

  • 渡りに船
  • 意を得る
  • 膝を打つ
  • 耳を傾ける

このことわざに含まれる漢字