馬の耳に経
読み方
うま の みみ に きょう意味
いくら教えたり忠告したりしても、相手が聞く気がなければ少しも効果がなく、言ったそばから忘れられてしまうことのたとえ。ありがたい話や正しい道理でも、受け入れる姿勢がない人には無駄になる、という意味。由来
仏教の「読経(お経)」に由来するたとえとされる。馬は言葉(経)を理解しないため、馬の耳にどれほど経を聞かせても効き目がない、という発想から生まれた。成立年代は明確でないが、近世以前から用いられてきたとされる。備考
相手の態度を批判する語感が強いので、面と向かって使うと角が立つ。近い意味で「猫に小判」もあるが、こちらは価値が分からない点に焦点。例文
- 何度注意しても改めないなんて、まさに馬の耳に経だ。
- 親がいくら進路の話をしても、本人はスマホばかりで馬の耳に経だった。
- 安全教育をしても現場で守られないのでは、馬の耳に経になってしまう。
- 彼に助言するのは馬の耳に経だから、結果で学ばせるしかない。
- 上司の説明も馬の耳に経で、同じ質問をまたしてきた。
類義語
- 馬耳東風
- 糠に釘
- 暖簾に腕押し
- 猫に小判
対義語
- 聞く耳を持つ
- 耳を傾ける
- 肝に銘じる