馬に乗って落馬する
読み方
うまに のって らくばする意味
得意なこと・慣れていることほど油断して失敗する、または成功した状況に乗じてかえって大きな失敗をするたとえ。順調な時ほど注意が必要だという戒め。由来
「馬に乗る」は順調・熟達の象徴で、「落馬」は失敗・転落を表す。馬術が生活・武芸として身近だった時代の比喩表現から生まれたと考えられるが、成立した正確な年代・出典は不詳。江戸期以前から類似の言い回しが用いられてきたとされる。備考
主に「油断による失敗」を戒める言い方。成功・熟練の最中の転落を強調する。やや口語的で、説教・忠告の文脈で使われやすい。例文
- ベテランだからといって慢心すると、馬に乗って落馬するぞ。
- 試験勉強を怠けたら、得意科目で馬に乗って落馬してしまった。
- 昇進直後に不祥事とは、まさに馬に乗って落馬する結果だ。
- 慣れた作業ほど確認を省くな。馬に乗って落馬するからね。
- 勝って兜の緒を締めよ。馬に乗って落馬するのが一番怖い。
類義語
- 勝って兜の緒を締めよ
- 猿も木から落ちる
- 河童の川流れ
- 弘法にも筆の誤り
- 上手の手から水が漏る
対義語
- 転ばぬ先の杖
- 備えあれば憂いなし
- 用心に越したことはない