飼い犬の遠吠え
読み方
かいぬ の とおぼえ意味
普段は内輪や弱い相手には強がって威勢よく言うのに、いざ本当の相手(強い相手・当事者)の前では何もできず、陰で吠えるだけのこと。また、そのような臆病な悪口・虚勢をたとえる。由来
犬が遠くに向かって吠える「遠吠え」は、相手と直接対峙せず声だけを響かせる様子を連想させる。そこに「飼い犬(家で飼われ、野犬ほどの実戦性がない犬)」を重ね、強者の前では及び腰なのに陰で騒ぐ姿をたとえたもの。成立年代は明確ではなく、近世以降の口語的なたとえと考えられる。備考
「弱い相手には強いが、強い相手には弱い」ニュアンスの非難表現。直接言わず陰で言う態度にも用いる。やや口語的で、相手を貶す言い方なので使用場面に注意。例文
- 上司の前では黙っているくせに、飲み会でだけ不満を言うなんて飼い犬の遠吠えだ。
- 匿名で批判を書くだけで名乗りもしないのは、飼い犬の遠吠えにすぎない。
- 本人には言えずに周りに愚痴ばかりこぼすのは飼い犬の遠吠えだよ。
- 相手に直接抗議もしないでSNSで騒ぐだけでは、飼い犬の遠吠えと言われても仕方ない。
- 結局行動しないのに大口をたたくのは、飼い犬の遠吠えだと笑われた。
類義語
- 負け犬の遠吠え
- 弱い犬ほどよく吠える
- 陰で吠える
- 虚勢を張る
対義語
- 獅子奮迅
- 向こう見ず
- 勇猛果敢
- 正々堂々