食わぬ飯が髭につく
読み方
くわぬ めし が ひげ に つく意味
自分はしていないこと、関わっていないことなのに、疑いをかけられたり、罪を着せられたりすること。食べていない飯粒が髭についていると言われるように、身に覚えのない嫌疑を受けるたとえ。由来
飯を食べると米粒が髭につくことがあるが、食べてもいない飯が髭につくはずはない、という日常的な観察から生まれた俗諺。正確な初出や成立年は不明だが、近世、特に江戸時代ごろから口承で広まった表現と考えられる。備考
古風で使用頻度は高くない表現。現代では「濡れ衣を着せられる」「あらぬ疑いをかけられる」の方が一般的。主に不当な疑いへの不満を述べる時に使う。例文
- 会議の資料を消したのは私ではないのに、真っ先に疑われるとは、まさに食わぬ飯が髭につく思いだ。
- 彼は不正に関わっていなかったが、上司に近かったというだけで食わぬ飯が髭についた。
- 財布がなくなった時、たまたま最後に部屋を出た私が疑われ、食わぬ飯が髭につくことになった。
- 噂だけで犯人扱いするのはやめてほしい。これでは食わぬ飯が髭につくではないか。
- 兄の失敗を弟まで責められているのを見ると、食わぬ飯が髭につくとはこのことだと思う。
類義語
- 濡れ衣を着せられる
- 無実の罪を着せられる
- 痛くもない腹を探られる
- あらぬ疑いをかけられる
- 冤罪を被る
対義語
- 火のない所に煙は立たぬ
- 身から出た錆
- 自業自得