飛んで火に入る夏の虫
読み方
とんでひにいるなつのむし
意味
自分から進んで危険や災難に近づき、結局は身を滅ぼすことのたとえ。特に、誘いに乗ったり、欲や好奇心に負けたりして、わざわざ不利な状況へ飛び込むさまをいう。
由来
夏の夜、灯火(あかり)に誘われた虫が飛んできて炎に入って焼け死ぬという自然の観察に基づくたとえ。いつ頃成立したかは不明だが、江戸時代以前から用例が見られるとされる。
備考
相手の罠や危険に自ら近づく愚かさを戒める言い方。人を強く非難する響きがあるため、目上や公的場面では言い換え(「危険です」など)も無難。
例文
- うまい儲け話に乗るなんて、飛んで火に入る夏の虫だ。
- 危ないと分かっているのに夜道を一人で行くのは、飛んで火に入る夏の虫だよ。
- 彼は挑発に乗って喧嘩を買い、飛んで火に入る夏の虫になった。
- 証拠がそろっているのに嘘を重ねるのは、飛んで火に入る夏の虫だ。
- その店は評判が悪いのに応募するなんて、飛んで火に入る夏の虫だな。
類義語
- 火中の栗を拾う
- 虎穴に入らずんば虎子を得ず
- 身から出た錆
対義語
- 用心深い
- 慎重
- 危険を避ける