顔を立てる
読み方
かお を たてる意味
相手の名誉や面目が保たれるように配慮し、立場をよくしてやること。人前で恥をかかせない、手柄を相手に譲る、場を整えて相手が引き立つようにする、といった意味で用いる。由来
「顔」は面目・名誉、「立てる」は高くする・保つ意。武家社会で面目を重んじた慣習とも結びつき、近世(江戸時代)頃から一般に用いられるようになったと考えられるが、成立年代の確定は難しく不明。備考
「相手を立てる」「面目を保つ」と近い。へりくだりや配慮の文脈で使うが、過度だと迎合・忖度の含みになることもある。例文
- 取引先の担当者の顔を立てるため、会議では反論を控えた。
- 父の顔を立てるつもりで、親戚の前では笑って受け答えした。
- 先輩の顔を立てるため、今回の功績は先輩のおかげだと説明した。
- 謝るなら皆の前ではなく、相手の顔を立てる形で個別に伝えたほうがいい。
- 相手の顔を立てつつも、こちらの条件は譲りすぎないようにした。
類義語
- 顔を立たせる
- 相手を立てる
- 面目を保つ
- 立てる(相手を)
対義語
- 顔を潰す
- 面目を失わせる
- 恥をかかせる