頼むと頼まれては犬も木へ登る
読み方
たのむ と たのまれて は いぬ も き へ のぼる意味
人から真剣に、または丁重に頼まれると、ふだんはできないことや気が進まないことでも、引き受けてしまうものだというたとえ。犬は木に登れないとされることから、無理なことでも頼まれれば応じる、という意味を表す。由来
犬は本来、猫のように木登りを得意としない動物であることから、「頼まれれば犬でさえ木に登るほど無理をする」というたとえとして生まれた表現。具体的な初出や成立年は不詳で、古くからの口承的なことわざとされる。備考
やや古風で使用頻度は高くない表現。相手の頼みを断れず無理をする場面で使う。現代では意味を補って使うと伝わりやすい。例文
- 最初は断るつもりだったが、恩師に頭を下げられ、頼むと頼まれては犬も木へ登ると思って引き受けた。
- 彼は人がいいので、頼むと頼まれては犬も木へ登るで、無理な仕事まで抱え込んでしまう。
- 町内会の役員を辞退するつもりだったが、近所の人に頼み込まれては、頼むと頼まれては犬も木へ登るだ。
- 苦手な司会だったが、親友の結婚式とあっては、頼むと頼まれては犬も木へ登るしかない。
- 部長に何度も頼まれ、結局休日出勤することになった。まさに頼むと頼まれては犬も木へ登るだ。
類義語
- 頼まれれば越後から米搗きにも行く
- 頼まれると嫌とは言えない
- 頼まれ事は断れない
対義語
- 無理なものは無理
- 嫌なものは嫌
- できない相談は断る