頭隠して尻隠さず
読み方
あたまかくしてしりかくさず
意味
悪事や欠点を隠そうとして一部だけを隠し、肝心なところが隠れていないため、かえってばれてしまうこと。うわべだけ取り繕っても、全体としては不十分で見え見えだ、というたとえ。
由来
亀が危険を感じると頭だけ甲羅に引っ込め、尻(尾や後ろ)が外に出たままになる様子にたとえたことわざ。成立した正確な年代は不明だが、近世(江戸時代)には用例が見られるとされる。
備考
相手の不徹底さ・見え透いたごまかしを批判する言い方。自分の行為にも使えるが、やや皮肉が強い。亀の比喩として説明されることが多い。
例文
- 彼は都合の悪い資料だけ隠したが、別の記録が残っていて、まさに頭隠して尻隠さずだった。
- 言い訳を重ねるほど矛盾が増えて、頭隠して尻隠さずになっているよ。
- SNSの投稿を消してもスクリーンショットが出回れば、頭隠して尻隠さずだ。
- ミスを一部だけ報告して済ませようとするのは、頭隠して尻隠さずで後で問題になる。
- 秘密にしたつもりでも態度に出ていて、頭隠して尻隠さずだと皆に笑われた。
類義語
- 頭隠して尻隠さず
- 隠し立てはできぬ
- 隠しても隠しきれない
- 隠し事は露見する
- 尻が出る
対義語
- 隠すなら徹底的に隠す
- 用意周到
- 抜かりない