頭の上の蠅を追え
読み方
あたま のうえ の はえ を おえ意味
他人の世話や批評をする前に、まず自分の身近で差し迫った問題・欠点を片づけよというたとえ。自分の頭の上に止まった蠅さえ追えないのに、他人事に口を出すのは筋違いだ、という戒め。由来
蠅が頭上に止まるのは不快で、まず自分で追い払うべき最優先のこと、という日常感覚を比喩化した表現。成立の正確な年代は不明だが、近世以降の口語的な諺として用いられてきたとされる。備考
他者批判への戒めとして使う。ややきつい言い方になり得るので、目上には直接言わず婉曲に。類似表現に「医者の不養生」など。例文
- 彼の仕事ぶりを責める前に、頭の上の蠅を追えと言いたい。
- 人の家計に口を出すより、まず頭の上の蠅を追え。
- 注意するのはいいが、頭の上の蠅を追えで、自分のミスも直してね。
- 上司は部下を叱ったが、周りは『頭の上の蠅を追え』と思っていた。
- SNSで他人を批判する前に、頭の上の蠅を追え、と自分に言い聞かせた。
類義語
- 人のことを言う前に自分を正せ
- 我が身をつねって人の痛さを知れ
- まず隗より始めよ
- 医者の不養生(同趣旨の戒め)
対義語
- 他人のことは棚に上げる
- 人の振り見て我が振り直せ(反対方向の教訓として)