頭が上がらない
読み方
あたま が あがらない意味
相手に大きな恩義があったり、能力や地位などでかなわないと感じたりして、感謝や敬意、負い目の気持ちから対等にふるまえないこと。転じて、その人に強く逆らえない・偉そうにできないという意味でも使う。由来
「頭を上げる/上げられない」は、礼(おじぎ)や服従の姿勢を表す身体表現に基づく慣用句。おじぎをして頭を下げたまま上げられないほど、相手への敬意・恐縮・恩義を感じるという比喩から定着した。成立年代は特定しにくく、近世以前からの口語的表現と考えられる(正確な年・時代は不明)。備考
「恩義・感謝」で使うのが基本だが、「相手が怖い/立場が弱いので逆らえない」の意味でも口語的に用いる。文脈でニュアンスが変わる。例文
- 社長には入社以来ずっと世話になっているので、頭が上がらない。
- 彼は先輩に助けられてばかりで、いまでも頭が上がらないらしい。
- この取引先には資金繰りで救ってもらったことがあり、頭が上がらない。
- 母には迷惑をかけ続けてきたから、頭が上がらない気持ちだ。
- 実力が違いすぎて、あの選手にはどうしても頭が上がらない。
類義語
- 頭が下がる
- 足を向けて寝られない
- 恩に着る
- 恐縮する
- 借りがある
対義語
- 対等に渡り合う
- 顔向けできる
- 頭が上がる