雌鳥歌えば家滅ぶ
読み方
めんどり が うたえば いえ が ほろぶ意味
妻や女性が家庭内で強い発言権を持つと家が乱れ、滅びるという意味の古いことわざ。現代では家父長制的・女性差別的な考えを含む表現として、批判的に扱われることが多い。由来
中国古典『書経』牧誓に見える「牝鶏之晨、惟家之索」(雌鶏が朝に鳴くとその家は尽きる)に由来する。成立は周代の故事を伝える形だが、文献としては紀元前1千年紀頃に編まれたとされる。日本では漢籍受容を通じて広まった。備考
現代の日常会話で不用意に使うと差別的・侮辱的に受け取られる。引用や批判、歴史的説明として用いるのが一般的。例文
- 祖父は昔気質で、母が意見を言うたびに「雌鳥歌えば家滅ぶ」などと言った。
- 会議でその発言を聞いた彼女は、「雌鳥歌えば家滅ぶ」という考え方こそ時代遅れだと反論した。
- この小説では、「雌鳥歌えば家滅ぶ」という古い価値観に縛られる家族が描かれている。
- 彼は冗談のつもりで「雌鳥歌えば家滅ぶ」と言ったが、周囲から強く注意された。
- 歴史の授業で、家父長制を表すことわざの例として「雌鳥歌えば家滅ぶ」を取り上げた。
類義語
- 牝鶏晨すれば家索く
- 雌鶏が時を作れば家滅ぶ
- 牝鶏の晨
- 女房が家を仕切ると家が傾く
対義語
- 内助の功
- 夫唱婦随