闇夜の烏
読み方
やみよ の からす意味
黒い烏は暗い夜には目立たず見えにくいことから、同じようなものの中にまぎれて区別がつきにくいこと、いても気づかれにくいことのたとえ。人や物が周囲に溶け込んで、見分けがつかない場合にいう。由来
成立時期は不詳。黒い烏が闇夜では輪郭まで闇にまぎれて見えにくいという、日常の観察から生まれたたとえとされる。近世には「闇夜に烏、雪に鷺」の形でも知られ、その前半が独立して「闇夜の烏」として定着したと考えられる。備考
人や物が周囲にまぎれて見分けにくい場面に使う、やや古風なことわざ。単独でも、「闇夜に烏、雪に鷺」の形でも知られる。例文
- 黒い制服の人ばかりが並ぶと、彼も闇夜の烏で見分けがつかない。
- 似た企画が多い会議では、この案も闇夜の烏になってしまい、印象に残らなかった。
- 夜の舞台で背景も衣装も暗い色だと、役者が闇夜の烏のように見えてしまう。
- 実力者がそろうクラスでは、少し成績が良いくらいでは闇夜の烏で目立てない。
- 同じような商品が並ぶ売り場では、新作でも闇夜の烏になりやすい。
類義語
- 雪に鷺
- 木を隠すなら森の中
- 似たり寄ったり
対義語
- 掃き溜めに鶴
- 鶏群の一鶴
- 紅一点