門松は冥土の旅の一里塚
読み方
かどまつ は めいど の たび の いちりづか意味
正月を迎えるたびに一つ年を取り、死へ近づいていくという意味。新年のめでたさの裏に、人生のはかなさや老いを意識させる言葉で、祝い事を手放しに喜べないという無常観を表す。由来
室町時代の禅僧・一休宗純(1394〜1481)の作と伝えられる狂歌「門松は冥土の旅の一里塚 めでたくもあり めでたくもなし」に由来するとされる。ただし一休作である確証はなく、成立年は不明。門松を新年のしるし、一里塚を死へ向かう道程の目印に見立てた表現。備考
正月の祝いに水を差す響きがあるため、改まった祝賀の場では避けるのが無難。仏教的な無常観を含む表現。例文
- 祖父は正月に門松を見るたび、「門松は冥土の旅の一里塚だな」と静かに笑った。
- 新年を祝う席でその言葉を持ち出すのは少し暗いが、門松は冥土の旅の一里塚という考え方もある。
- また一つ年を取ったと思うと、門松は冥土の旅の一里塚ということわざが身にしみる。
- 彼女は誕生日や正月を喜びながらも、門松は冥土の旅の一里塚だと人生の短さを意識している。
- 門松は冥土の旅の一里塚というが、だからこそ今年一年を大切に生きたい。
類義語
- 門松や冥土の旅の一里塚
- 門松は冥途の旅の一里塚
- めでたくもありめでたくもなし
- 光陰矢の如し
- 生者必滅
- 盛者必衰
対義語
- 一年の計は元旦にあり
- 笑う門には福来る