釘を刺す
読み方
くぎ を さす意味
後で問題が起きないように、あらかじめ相手に注意や条件をはっきり伝えておくこと。約束を確かめたり、誤解や抜け道を防ぐために「念を押す」「予防線を張る」という含みで使う。由来
釘を木材に打ち込んで固定し、ぐらつきや外れを防ぐことからの比喩。人の言動も前もって「固定」しておく意で用いられるようになった。成立した正確な年や初出は不明だが、近世以降の口語的表現として定着したとされる。備考
強めに念押しする語感があり、言い方次第では相手を疑っているように聞こえる。ビジネスでは「念のため確認ですが」など柔らかい前置きが無難。例文
- 念のため釘を刺しておくけど、締め切りは絶対に延ばせないよ。
- 彼には口が軽いところがあるから、情報は外に漏らさないよう釘を刺した。
- 契約前に、追加費用が発生しないことを相手に釘を刺しておいた。
- 『冗談だよね?』と笑いながらも、私はきちんと釘を刺すのを忘れなかった。
- 部下に任せる前に、報告の頻度について釘を刺しておくべきだ。
類義語
- 念を押す
- 予防線を張る
- 言質を取る
- 口止めする
- くぎを打つ(比喩)
対義語
- 釘を抜く
- 口を滑らす
- 念を押さない