酒に十の徳あり
読み方
さけ に じゅう の とく あり意味
酒には、人の心を和ませる、憂さを忘れさせる、交友を深める、寒さをしのぐなど、さまざまな効用があるということ。多くは適量の酒を肯定的に言う表現で、飲酒のよさをややしゃれて述べるときに使う。由来
酒の効用を十項目に数え上げる「酒の十徳」という考えに由来する。具体的な初出や成立年は未詳だが、中世末から近世、特に江戸時代の酒席文化や俗諺の中で広まったとされる。備考
適量の飲酒を前提にした表現。現代では健康上・社会上の配慮から、飲酒を無条件に勧める言葉としては使わない方がよい。例文
- 寒い夜に少し熱燗を飲むと体が温まり、まさに酒に十の徳ありだと思う。
- 部長は酒に十の徳ありと言って、取引先との懇親会を大切にしている。
- 久しぶりに友人と杯を交わすと話が弾み、酒に十の徳ありという言葉を実感した。
- 酒に十の徳ありとはいえ、飲み過ぎれば翌日の仕事に差し支える。
- 祖父は晩酌を楽しみながら、酒に十の徳あり、ただしほどほどが一番だとよく言っていた。
類義語
- 酒は百薬の長
- 酒は天の美禄
- 酒は憂いの玉箒
- 酒に十徳あり
対義語
- 酒は万病のもと
- 酒は諸悪の基
- 酒は身を滅ぼす