漢字辞典.com

遠くの親戚より近くの他人

読み方

とおく の しんせき より ちかく の たにん

意味

血縁のある親戚でも遠方にいて頼れないより、近所に住む他人のほうが日常の助け合いでは役に立つ、というたとえ。普段の付き合いや距離の近さが、いざという時の支えになることを説く。

由来

近隣共同体での相互扶助の経験から生まれたとされることわざ。特定の作者や初出の年は明確ではないが、近世以降(江戸時代頃)に庶民の生活感覚として広まり、口承で定着したと考えられる。

備考

親戚を軽んじる意図ではなく、日常生活では地理的・心理的に近い人間関係が助けになるという教訓。近所付き合いの重要性を説く場面で用いる。

例文

  • 災害のときは、遠くの親戚より近くの他人で、町内会の人に助けられた。
  • 子育ては一人で抱え込まず、遠くの親戚より近くの他人と思って近所に頼るのも大事だ。
  • 引っ越してきたばかりでも、遠くの親戚より近くの他人だから挨拶回りはしておこう。
  • 困ったときに駆けつけてくれるのは近所の友人だった。まさに遠くの親戚より近くの他人だ。
  • 親戚づきあいも大切だが、日々の安心は遠くの親戚より近くの他人に支えられている。

類義語

  • 遠親より近隣
  • 向こう三軒両隣
  • 近所付き合いは三代
  • 隣は何をする人ぞ

対義語

  • 遠くの親戚より近くの身内
  • 血は水よりも濃い

このことわざに含まれる漢字