過ぎたるは及ばざるがごとし
読み方
すぎたるは 及ばざるが ごとし意味
度を越してやり過ぎることは、足りないことと同じくらい良くない、というたとえ。何事も適度・ほどほどが大切で、行き過ぎた努力や配慮、厳しさ、節約などはかえって害になることがある、という戒め。由来
『論語』「先進」篇の「過猶不及(過ぎたるはなお及ばざるがごとし)」に由来する中国古典由来のことわざ。孔子の言葉として伝わり、日本へは漢籍受容の過程で広まり、正確な定着時期(年・時代)は不詳。備考
「過ぎたる(やり過ぎ)」と「及ばざる(足りない)」を対比し、適度を勧める表現。原典に近い形は「過ぎたるは猶及ばざるがごとし」。会話・文章ともに用いる。例文
- 健康のための運動も、過ぎたるは及ばざるがごとしで、毎日無理をすると体を壊す。
- 部下への指導が厳しすぎると萎縮させるだけだ。過ぎたるは及ばざるがごとしだよ。
- 節約に熱中して食事まで削るのは本末転倒だ。過ぎたるは及ばざるがごとしだ。
- 心配して何度も連絡するより、相手を信じて待つほうがいい。過ぎたるは及ばざるがごとし。
- サービス精神が行き過ぎて約束を増やしすぎた。過ぎたるは及ばざるがごとしで、結局守れなかった。
類義語
- 過ぎたるは猶及ばざるがごとし
- 過ぎたるはなお及ばざるがごとし
- 過ぎたるは及ばざるに如かず
- 中庸を得る
- 過ぎたるは及ばざるに同じ
対義語
- 過ぎたるは猶及ばざるがごとし(※反対ではなく同義の異形)
- 足るを知る(※対照的)
- ほどほどがよい(※対照的)