進むも地獄退くも地獄
読み方
すすむ も じごく しりぞく も じごく意味
前へ進んでも引き返しても、どちらを選んでも苦しい結果や悪い結末が待っている状況のたとえ。逃げ道がなく、進退がきわまって身動きが取れないことを言う。由来
出典・成立年代ははっきりしない。仏教語の「地獄」を用い、「進む/退く」という対句で“どちらにも救いがない”状態を強調した言い回しとして、近世以降の口語表現として広まったと考えられる。備考
深刻で追い詰められた場面を誇張して言う表現。「どっちも地獄」「行くも地獄戻るも地獄」などの形もある。口語でよく使う。例文
- 資金繰りが尽きかけ、借りても返せず、借りなくても倒産で、進むも地獄退くも地獄だ。
- この案件は受ければ炎上、断れば取引停止で、進むも地獄退くも地獄の選択を迫られている。
- 山道で落石が続き、前へ行っても危険、戻っても危険で、まさに進むも地獄退くも地獄だった。
- 謝れば責任を認めたと言われ、黙れば反省がないと言われる。進むも地獄退くも地獄だ。
- 締切が迫る中、徹夜しても間に合わず、寝ても遅れるだけで、進むも地獄退くも地獄の気分になった。
類義語
- 進退きわまる
- 八方塞がり
- 袋小路に入る
- 行き詰まる
- 前門の虎後門の狼
対義語
- 当たって砕けろ
- 臨機応変