転んでもただでは起きぬ
読み方
ころんでも ただでは おきぬ意味
たとえ失敗したり損をしたりしても、そこから何らかの利益や教訓を得て戻ってくること。また、どんな不利な状況でも抜け目なく得をしようとする、したたかな態度をいう。由来
転んだ人が、起き上がるだけでなく、その場の物を拾うなどして少しでも得をして立ち上がる様子をたとえたもの。成立時期や初出は不詳だが、近世以降の口承的な言い回しとして広まったと考えられる。備考
「したたかで抜け目ない」という褒め言葉にも、やや皮肉にも使われる。「起きない」より「起きぬ」は文語的でことわざらしい表現。例文
- 彼は商談に失敗したが、相手企業の情報を得て帰ってきた。まさに転んでもただでは起きぬ人だ。
- 大会では負けたものの、自分の弱点を分析できたので、転んでもただでは起きぬつもりだ。
- 彼女はトラブル対応の経験を研修資料にまとめ、転んでもただでは起きぬ姿勢を見せた。
- 在庫が余ったが、セット商品として売り出して利益につなげた。転んでもただでは起きぬ経営者だ。
- 叱られたことをきっかけに仕事の進め方を改善したのだから、転んでもただでは起きぬと言える。
類義語
- ただでは転ばぬ
- 転んでもただでは起きない
- 禍を転じて福となす
- 怪我の功名
- 失敗は成功のもと
対義語
- 骨折り損のくたびれ儲け
- 踏んだり蹴ったり
- 泣きっ面に蜂