転んでもただでは起きぬ
読み方
ころんでも ただでは おきぬ意味
失敗したり損をしたりしても、そのままでは終わらせず、そこから必ず何かを得て次に生かすこと。転んだついでに土をつかむように、逆境からでも利益・教訓・経験を持ち帰るという前向きでしたたかな姿勢を表す。由来
「転ぶ(失敗する)」という比喩に、「ただでは起きぬ(手ぶらでは起き上がらない)」を組み合わせた表現。転んだ際に地面の土でもつかんで起き上がるイメージから、損や失敗を利益・学びに変える意を表す。成立年代は古典に明確な初出が確認しにくく、正確な年・時代は不詳だが、近世以降に広まったとされる。備考
前向きさ・学びを強調するが、場面によっては「ちゃっかりしている」「損得勘定が強い」ニュアンスにもなり得る。主に失敗後の立て直しや教訓に用いる。例文
- 試験に落ちたが、弱点がはっきりした。転んでもただでは起きぬで、次は受かるように準備する。
- 商談は流れたものの、相手のニーズを聞けたのは収穫だ。転んでもただでは起きぬ。
- 引っ越しでトラブルがあったが、段取りの大切さを学んだ。転んでもただでは起きぬということだ。
- 失敗談をまとめて社内に共有した。転んでもただでは起きぬ姿勢が評価された。
- 大損した経験をもとに投資ルールを作った。まさに転んでもただでは起きぬだ。
類義語
- 転んでも土をつかむ
- 転んでもただでは起きない
- 災い転じて福となす
- 怪我の功名
- 禍を転じて福と為す
対義語
- 転んだら起き上がれ(※反意として用いられることがある)
- 潔くあきらめる
- 損をしてもかまわない