転ばぬ先の杖
読み方
ころばぬさきのつえ
意味
転んでけがをしたり失敗したりする前に、あらかじめ用心して備えをしておくことが大切だ、というたとえ。事が起きてから慌てて対処するのではなく、前もって安全策を講じるべきだという教え。
由来
「転ぶ前に杖をつく」という字義から、転倒しないよう事前に杖を用意する意で生まれたことわざ。江戸時代頃には用例が見られるとされるが、正確な成立年は不詳。高齢者の歩行の杖という身近な道具を比喩にした表現。
備考
「用心」「予防」の勧め。やや教訓的に響くので、目上に対しては言い方に配慮するとよい。日常会話・ビジネスの両方で使える。
例文
- 旅行前に保険に入っておくのは、転ばぬ先の杖だ。
- データは毎日バックアップしておけ。転ばぬ先の杖だよ。
- 面接に備えて想定質問を練習するのも転ばぬ先の杖だ。
- 台風が来る前に窓を養生するのは転ばぬ先の杖だ。
- 契約書を弁護士に見てもらうのは転ばぬ先の杖として有効だ。
類義語
- 備えあれば憂いなし
- 用心に越したことはない
- 念には念を入れよ
- 石橋を叩いて渡る
対義語
- 後手に回る
- 泥縄式(どろなわしき)
- 行き当たりばったり