踊る阿呆に見る阿呆
読み方
おどる あほう に みる あほう意味
踊っている人も、それをただ見ている人も、同じように「阿呆」と言われるなら、傍観しているより自分も加わって楽しんだほうが得だ、という意味。転じて、どうせならためらわず参加し、経験や楽しみを得るべきだというたとえ。由来
徳島県の阿波踊りで歌われる囃子詞「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損損」に由来する。阿波踊りの起源は戦国末期の天正15年(1587年)説や江戸初期説などがあり定まらないが、この文句自体の成立年代も不詳。近世以降の盆踊り文化の中で広まり、近代に全国的に知られるようになった。備考
「阿呆」は強い罵倒語にもなるが、この句では愛嬌や自嘲を含む表現。改まった場ではややくだけた印象がある。例文
- 初めての祭りで迷っていたが、「踊る阿呆に見る阿呆」だからと、思い切って輪に入った。
- 会議で黙って批判するだけなら、「踊る阿呆に見る阿呆」で、自分も案を出したほうがいい。
- 友人に誘われたボランティアは不安だったが、踊る阿呆に見る阿呆と思って参加してみた。
- せっかく海外に来たのだから、踊る阿呆に見る阿呆で、現地の料理も文化体験も楽しもう。
- 新しい企画を遠くから眺めているだけではもったいない。踊る阿呆に見る阿呆、まずは関わってみよう。
類義語
- 同じ阿呆なら踊らにゃ損損
- 見るより参加せよ
- やらぬ後悔よりやる後悔
- 楽しんだ者勝ち
対義語
- 君子危うきに近寄らず
- 触らぬ神に祟りなし
- 石橋を叩いて渡る