足るを知る
読み方
たる を しる意味
今あるものや自分の分に満足し、必要以上の欲を出さないこと。何が自分にとって十分かをわきまえ、他人と比べて際限なく求めすぎない生き方や心構えをいう。由来
中国古典『老子』に由来する表現で、成立は中国戦国時代、一般に紀元前4世紀ごろとされる。「知足者富(足るを知る者は富む)」などの思想を背景に、日本へは漢籍の受容を通じて広まった。日本語としての定着時期の詳細は不詳。備考
教訓的・文章語的に使われることが多い表現。『知足』と近いが、『足るを知る』のほうがやや古風。消極的な妥協ではなく、節度ある満足を肯定的に表す。例文
- 便利さを追い求めすぎず、足るを知る暮らしを大切にしたい。
- 父は『足るを知ることが本当の豊かさだ』とよく話している。
- 周囲と収入を比べて焦るより、まずは足るを知る心を持つべきだ。
- 事業を急拡大させず、足るを知る経営を選んだ結果、会社は安定した。
- 旅先の質素な生活に触れて、私は自分に欠けていた足るを知る姿勢に気づいた。
類義語
- 知足
- 分を知る
- 知足安分
- 身の程を知る
対義語
- 足るを知らない
- 欲に飽くことがない
- 貪欲