賢者ひだるし伊達寒し
読み方
けんじゃ ひだるし だて さむし意味
賢い人・学問に励む人は金もうけに疎くて空腹になりがちで、しゃれ者は見栄えを重んじて薄着をし寒がる、ということ。知恵や美意識など、何かを重んじる人は実生活の不便や苦労を受けやすいというたとえ。由来
「ひだるし」は空腹である意の古語。「伊達」は派手で粋な装いを好むこと。正確な成立年は不明だが、伊達者・町人文化の語感から、江戸時代ごろに広まった俗諺と考えられる。備考
古風で硬い表現。日常会話ではあまり使われず、文章やことわざの説明で見かける。やや皮肉を含む場合がある。例文
- 研究に没頭して食事も忘れる彼を見て、賢者ひだるし伊達寒しとはこのことだと思った。
- 真冬でも薄いコートで格好を優先するなんて、まさに賢者ひだるし伊達寒しだ。
- 利益より理想を選ぶ会社だから、賢者ひだるし伊達寒しで資金繰りは楽ではない。
- 彼女は作品の完成度を追い求めて生活費を削っている。賢者ひだるし伊達寒しだね。
- 高価な靴を買って昼食代がなくなるとは、賢者ひだるし伊達寒しというものだ。
類義語
- 学者貧乏
- 伊達の薄着
- 好きには身をやつす
対義語
- 衣食足りて礼節を知る
- 実利を取る