貧すれば鈍する
読み方
ひんすれば どんする意味
貧乏になると生活に追われ、心にも余裕がなくなって判断力や工夫する力が鈍り、物事がうまく運ばなくなるということ。貧困が精神や知恵の働きまで弱めてしまう、という戒め・嘆きとして用いる。由来
中国古典に由来するとされ、漢文の成句「貧すれば鈍す」が日本に取り入れられたもの。日本での定着時期は明確ではないが、江戸時代には類する表現が広まり、近代以降「貧すれば鈍する」の形で慣用化したといわれる(正確な初出年は不詳)。備考
貧困の影響を述べる言い回しで、当人を責めるより状況への嘆き・戒めとして使うことが多い。相手を見下す響きになり得るため用法に注意。例文
- 仕事 が 減って 生活 が 苦しく なり、貧すれば鈍する で 失敗 ばかり だ。
- 貧すれば鈍する と 言う から、まずは 睡眠 と 食事 を 整えよう。
- お金 の 不安 が 強い と、貧すれば鈍する ように 判断 が ちぐはぐ に なる。
- 焦って 安易 な 副業 に 手 を 出す のも、貧すれば鈍する という こと だ。
- 貧すれば鈍する を 笑う な、誰 だって 追い詰められれば 視野 が 狭く なる。
類義語
- 衣食足りて礼節を知る
- 貧は知恵の母(対比的に用いられることが多い)
対義語
- 窮すれば通ず
- 富めば益す