負けて勝つ
読み方
まけて かつ意味
目先の勝負ではあえて退いたり相手に譲ったりしても、最終的には自分に有利な結果を得るということ。小さな敗北や譲歩を戦略として受け入れ、大きな目的を達成する処世の知恵を表す。由来
正確な初出年は不明。争いを避けて実利を取る処世訓として近世、特に江戸時代ごろから「負けるが勝ち」と同趣旨で広まったと考えられる。武家社会の駆け引きや町人の交渉感覚にも合う言い回しとして定着した。備考
「負けるが勝ち」とほぼ同義。消極的な敗北ではなく、最終的な利益を見据えた意図的な譲歩・撤退を評価する表現。例文
- ここで言い返すより、負けて勝つつもりで相手の意見を受け入れよう。
- 交渉では少し譲歩したが、長期契約を得られたので、まさに負けて勝つ形になった。
- 彼は議論に勝つことより関係を保つことを選び、負けて勝つ判断をした。
- 裁判を続ける費用を考え、和解して負けて勝つ道を選んだ。
- 短期的な利益は逃したが、信用を得られたのだから負けて勝つと言える。
類義語
- 負けるが勝ち
- 三十六計逃げるに如かず
- 損して得取れ
- 急がば回れ
対義語
- 勝って負ける
- 勝てば官軍