豆腐も煮れば締まる
読み方
とうふ も にれば しまる意味
どんなに柔らかく頼りないものでも、適切に鍛えたり経験を積ませたりすれば、しっかりしたものになるというたとえ。人は生まれつき弱く見えても、教育・訓練・実地経験によって成長し、引き締まった態度や能力を身につけられるという意味で使う。由来
豆腐は本来やわらかく崩れやすいが、煮ると水分が抜け、身が締まって崩れにくくなることに由来する。日常の食材である豆腐の性質を人の鍛錬や成長にたとえた生活由来のことわざ。成立年代ははっきりせず、少なくとも近世以降の口承的表現と考えられるが、正確な初出年は不明。備考
やや古風で、日常会話では頻出ではない。人を豆腐にたとえるため、相手に直接言うと失礼に響く場合がある。成長を肯定的に述べる文脈で使う。例文
- 新人のころは頼りなかった彼も、現場で鍛えられて今では立派なリーダーだ。豆腐も煮れば締まるというものだ。
- あの子は気が弱いから無理だと決めつけるのは早い。豆腐も煮れば締まるのだから、経験を積ませてみよう。
- 厳しい合宿を終えた部員たちは、顔つきまで変わった。まさに豆腐も煮れば締まるだ。
- 入社当初は電話対応もおぼつかなかったが、半年の研修で見違えるほど成長した。豆腐も煮れば締まるね。
- 最初から完璧な人はいない。豆腐も煮れば締まるのだから、失敗を恐れず鍛えていけばいい。
類義語
- 玉磨かざれば光なし
- 鉄は熱いうちに打て
- 習うより慣れよ
- 鍛えればものになる
- 訓練は人を作る
対義語
- 三つ子の魂百まで
- 雀百まで踊り忘れず
- 生まれつきは直らぬ