論語読みの論語知らず
読み方
ろんごよみ の ろんご しらず意味
『論語』を読んで教えをよく口にしていても、その内容を本当に理解せず、日常でも実践していない人をいう。転じて、知識や理屈は立派でも行動が伴わない人、他人に説教するばかりで自分では守らない人を皮肉っていうことわざ。由来
中国古典『論語』を素読したり講釈したりする儒者・学者への皮肉から生まれた表現。特定の初出ははっきりしないが、少なくとも江戸時代(17〜19世紀)にはことわざとして広く知られ、いろはかるたにも採られて定着した。『読むだけで教えを身につけていない』という意味合いによる。備考
儒学の古典『論語』を踏まえるが、中国の成句そのものではなく、日本で定着したことわざ。相手を強く非難する響きがあるため、直接の人物評では使い方に注意。例文
- 倫理を説きながら自分は規則を破るなんて、論語読みの論語知らずだ。
- 環境保護を訴えておきながら無駄遣いばかりしていては、論語読みの論語知らずと言われても仕方がない。
- 子どもに礼儀を教えるなら、親自身が論語読みの論語知らずにならないよう気をつけたい。
- 立派な社是を掲げても不正を隠していては、まさに論語読みの論語知らずである。
- 彼の意見は正しいが、普段の行いを見ると論語読みの論語知らずと思えてしまう。
類義語
- 言行不一致
- 坊主の不信心
- 医者の不養生
- 紺屋の白袴
対義語
- 言行一致
- 有言実行
- 率先垂範
- 知行合一