親思う心にまさる親心
読み方
おや おもう こころ に まさる おやごころ意味
子が親を思う気持ちよりも、親が子を思う愛情のほうがさらに深く強いという意味。親の無償の愛、子を案じる心の大きさ、親への感謝を表すときに用いられる。由来
幕末の思想家・吉田松陰が、安政の大獄で処刑される直前の安政6年(1859年)に父母へ宛てて詠んだ和歌「親思ふこころにまさる親心 けふのおとづれ何ときくらん」に由来する。子である自分が親を思う以上に、親は自分の身を案じているだろうという心情を表した句が、後に格言・ことわざ的に広まった。備考
吉田松陰の和歌に由来するため、日常会話ではやや古風で格調高い表現。「親思ふ」「勝る」と表記されることもある。例文
- 進学で家を出る朝、母が何度も荷物を確認してくれる姿に、親思う心にまさる親心を感じた。
- 自分も親になって初めて、親思う心にまさる親心という言葉の重みが分かった。
- 病気の息子を徹夜で看病する父を見て、親思う心にまさる親心とはまさにこのことだと思った。
- どれほど親孝行をしたつもりでも、親思う心にまさる親心にはなかなか及ばない。
- 成人式の挨拶で彼は、これまで支えてくれた両親に向けて『親思う心にまさる親心』と感謝を述べた。
類義語
- 子を思う親心
- 親の恩は山より高く海より深し
- 親の心子知らず
- 子を持って知る親の恩