親はなくとも子は育つ
読み方
おや は なくとも こ は そだつ意味
親がいなくても、子どもは周囲の助けや環境の中で成長していくものだ、というたとえ。親の力だけが子の成長を決めるのではなく、子の生命力や社会・共同体の支えによって育つことをいう。由来
成立年代ははっきりしない。近世以降の口語的なことわざとして広く用いられ、親を亡くした子でも親族・近隣・奉公先など共同体の中で育っていった社会状況を背景に生まれた表現とされる。備考
親の不在を肯定するというより「周囲の支えで子は育つ」意。現代では誤解を避けるため、励ましや共同体の支援を強調する文脈で用いるとよい。例文
- 父を早くに亡くしたが、親はなくとも子は育つで、近所の人たちに見守られて立派に成長した。
- 子育ては親だけの責任じゃない。親はなくとも子は育つと言うし、地域で支え合おう。
- 離婚して不安だったけれど、親はなくとも子は育つ。周りの力も借りながらやっていくよ。
- 祖父母が面倒を見てくれているから大丈夫。親はなくとも子は育つってね。
- 親はなくとも子は育つとはいえ、子どもが安心できる居場所はできるだけ整えたい。
類義語
- 氏より育ち
- 三つ子の魂百まで
- 子は鎹(かすがい)
- 親の心子知らず
対義語
- 親あっても子は育たぬ
- 親の七光り