親の因果が子に報う
読み方
おや の いんが が こ に むくう意味
親が過去に犯した悪事や不徳の報いが、罪のない子どもの不幸や苦労となって現れるという意味。仏教的な因果応報の考えを、親子・家族の関係に当てはめたことわざ。由来
仏教の「因果応報」、すなわち行いの善悪には相応の結果が生じるという思想に由来する。正確な成立年は不詳だが、近世、特に江戸時代には説教・浄瑠璃・歌舞伎などを通じて広く用いられたとされる。備考
現代では、子どもに責任を負わせる考え方として差別的・宿命論的に響くことがあるため、使用には注意が必要。例文
- 父の借金のせいで進学を諦めることになり、まさに親の因果が子に報う形になった。
- 昔の不正が明るみに出て、会社を継いだ息子まで信用を失ったのは、親の因果が子に報うというものだ。
- 彼女には何の罪もないのに、親の因果が子に報うように周囲から冷たい目で見られた。
- 親の因果が子に報うと言うが、子どもにまで責任を負わせるのは不当だ。
- 祖父の代からの争いが今も続き、親の因果が子に報う結果となっている。
類義語
- 親の罪は子に報う
- 親の報いは子に来る
- 積悪の家には必ず余殃あり
- 因果応報
対義語
- 積善の家には必ず余慶あり