覆水盆に返らず
読み方
ふくすい ぼん に かえらず意味
一度してしまったことや、いったん壊れた関係は、元どおりにすることができないという意味。特に、離婚や別れた男女の仲が戻らないこと、また失敗を後から悔やんでも取り返しがつかないことをいう。由来
中国の故事に由来する。周の太公望が貧しかったころに去った妻が、彼の出世後に復縁を求めた際、盆の水をこぼして「これを盆に戻せたら応じよう」と言ったという話に基づく。出典は東晋時代、4世紀頃の『拾遺記』とされる。備考
「盆」は水などを受ける平たい器。恋愛・結婚だけでなく、失敗や決定が取り返せない場面にも使う。やや硬い表現。例文
- 一度失った信頼は簡単には戻らない。まさに覆水盆に返らずだ。
- 感情的になって退職届を出したが、もう受理されてしまい、覆水盆に返らずだった。
- 彼女と別れてから大切さに気づいたが、覆水盆に返らずで、復縁はかなわなかった。
- 契約を破棄した後で条件の良さに気づいても、覆水盆に返らずだ。
- 不用意な一言で友人を深く傷つけてしまった。覆水盆に返らずと言うが、せめて謝罪はしたい。
類義語
- 破鏡再び照らさず
- 落花枝に返らず
- 後悔先に立たず
- 取り返しがつかない
対義語
- 元の鞘に収まる
- 雨降って地固まる