行きがけの駄賃
読み方
いきがけ の だちん意味
出かける途中や、ある用事をするついでに、思いがけず別の利益や便宜を得ること。もともとは小さな金銭的もうけを指したが、今では金銭に限らず、余分な成果や得をする場合にも広く使う。由来
成立時期の特定は難しいが、街道輸送が盛んだった江戸時代(17~19世紀)には定着していたと考えられる。「駄賃」は馬や人に荷物を運んでもらった報酬のこと。出かける途中で他人の荷も運んで駄賃を得ることから、主な用事のついでに別の利益を得る意味になった。備考
「行きがけ」は行く途中の意。主目的のほかに思いがけない利益や便宜を得る時に使う。やや古風だが今も通じ、金銭以外の得にも使える。例文
- 取引先へ書類を届けに行ったら、その場で別件の契約まで決まり、まさに行きがけの駄賃だった。
- 散歩の途中で商店街の福引きを引いたら一等が当たり、行きがけの駄賃を得た気分だ。
- 友人を駅まで送った行きがけの駄賃に、前から欲しかった限定品を買えた。
- 出張先で会議が早く終わり、行きがけの駄賃で少し観光まで楽しめた。
- 図書館へ本を返しに行ったついでに役所の手続きも済ませられて、行きがけの駄賃になった。
類義語
- 一石二鳥
- 一挙両得
- ついで儲け
対義語
- 骨折り損のくたびれ儲け
- 無駄足を踏む