蟻の穴から堤も崩れる
読み方
あり の あな から つつみ も くずれる意味
小さな油断や欠点、些細な原因でも、放置するとやがて大きな災い・失敗につながり、重大な結果を招くというたとえ。初めは目立たない問題ほど、早めに手当てすべきだという戒め。由来
大きな堤防でも蟻が開けた小さな穴から水がしみ込み、やがて決壊することがある、という自然現象の観察に基づく比喩。成立年代は明確ではないが、近世以前から用例が見られるとされ、正確な年・時代は不詳。備考
「小事を軽んじるな」という戒め。原因が小さく結果が大きい場面(ミス・不正・病気・災害対策など)に広く用いる。口語では「蟻の穴から堤が崩れる」も。例文
- 小さなミスを放置していたら、蟻の穴から堤も崩れるで、納期全体が崩れた。
- セキュリティの設定を一つ甘くすると、蟻の穴から堤も崩れることになる。
- 人間関係のわだかまりも、蟻の穴から堤も崩れるで、早めに話し合ったほうがいい。
- 堤防の点検は大げさに見えても、蟻の穴から堤も崩れるというから欠かせない。
- 健康診断を先延ばしにするな。蟻の穴から堤も崩れるぞ。
類義語
- 千里の堤も蟻の一穴から崩れる
- 小さな火が大火になる
- 小事が大事
対義語
- 備えあれば憂いなし
- 転ばぬ先の杖