蟻の思いも天に届く
読み方
あり の おもい も てん に とどく意味
蟻のように小さく弱い者の「思い」や努力でも、強く一心に願い続ければ、やがて天に届くほど大きな力となり、物事を動かしたり成就させたりできる、というたとえ。小さな力でも継続と真心があれば結果につながることをいう。由来
「蟻(あり)」のような微小な存在の願いが「天」に届くという比喩で、人の真心・執念の強さを説く表現。古い用例はあるが、成立年代を特定できる確かな資料は不明。近い趣旨のことばとして漢語由来の「一念天に通ず」(中国古典・仏教説話系の発想)が背景にあると考えられる。備考
「小さな者でも強い願い・努力で成就する」の肯定的な励ましに使う。単なる願望よりも、粘り強い継続努力を含意することが多い。例文
- 受験は長丁場だが、蟻の思いも天に届くというし、毎日少しずつ続けよう。
- 資金も人手も足りないが、蟻の思いも天に届く。諦めずに企画を磨き続ける。
- 何度断られても通い続けた結果、ついに契約が取れた。まさに蟻の思いも天に届くだ。
- 彼女は小さな声で訴え続け、制度が動いた。蟻の思いも天に届くの例だね。
- 練習量は嘘をつかない。蟻の思いも天に届くと信じて、今日も走る。
類義語
- 蟻の一穴
- 一念天に通ず
- 念ずれば花開く
- 塵も積もれば山となる
- 雨垂れ石を穿つ
対義語
- 蟻の穴から堤も崩れる
- 油断大敵
- 慢心は禁物