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蜘蛛の子を散らすよう

読み方

くも のこ を ちらす よう

意味

大勢の人や物が、驚きや恐怖、混乱などをきっかけに、一斉に四方八方へ逃げ散って、ばらばらになる様子をたとえた言い方。集団がまとまりを失い、瞬間的に散開するニュアンスが強い。

由来

クモの子(子グモ)が孵化後しばらく群れているところへ外敵が触れると、いっせいに散って見えなくなることから生まれた比喩表現。成立年代は明確でないが、近世以降の口語的な慣用句として定着したと考えられる(正確な年・出典は不詳)。

備考

「蜘蛛の子を散らすように/蜘蛛の子を散らす」どちらも用いる。やや誇張を含む比喩で、逃げ散る・散開する場面に使う。対象は人以外にも可。

例文

  • 先生が教室に入ってきたとたん、生徒たちは蜘蛛の子を散らすように席へ戻った。
  • 警報が鳴ると、駅前にいた人々は蜘蛛の子を散らすように走り出した。
  • 巡回の警官が角を曲がった瞬間、たむろしていた若者が蜘蛛の子を散らすように散っていった。
  • ボールが観客席に飛び込んだので、周りの人が蜘蛛の子を散らすように身を引いた。
  • 火災報知器の誤作動でも、店内は蜘蛛の子を散らすような騒ぎになった。

類義語

  • 四方八方に散る
  • 我先にと逃げる
  • 雲散霧消する
  • てんでばらばらになる

対義語

  • 整然と並ぶ
  • 落ち着いて行動する
  • 一糸乱れず

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