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蛸は身を食う

読み方

たこ は み を くう

意味

生活や事業を続けるために、利益や余裕ではなく、自分の元手・財産・体力など大切なものを削ってしのぐこと。目先は成り立っているように見えても、結局は自分自身を弱らせ、長続きしない状態をいう。

由来

蛸が飢えると自分の足や身を食うとされた俗信・観察に基づくたとえ。蛸の足は再生することもあり、古くから「自分の身を削って当座をしのぐ」比喩に用いられた。成立時期の正確な年は不明だが、近世(江戸時代)以降に広まった表現とされる。

備考

金銭面だけでなく、体力・信用・人材などを削る場合にも使える。経営や家計の文脈では「蛸足配当」と関連して語られることが多い。

例文

  • 赤字を補うために貯金を崩して店を続けるのは、まさに蛸は身を食うだ。
  • ボーナスを前借りして生活費に回しているようでは、蛸は身を食う暮らしになってしまう。
  • 会社が利益もないのに資本金を取り崩して配当するのは、蛸は身を食うようなものだ。
  • 睡眠時間を削って働き続ければ、収入は増えても蛸は身を食う結果になる。
  • 彼は新しい投資のために本業の運転資金まで使い込み、蛸は身を食う状態に陥った。

類義語

  • 蛸足配当
  • 元手を食う
  • 資本を食いつぶす
  • 身を削る
  • 自分で自分の首を絞める

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