蛙は口ゆえ蛇に呑まるる
読み方
かえる は くち ゆえ へび に のまるる意味
蛙は鳴くために蛇に居場所を知られ、ついには呑み込まれてしまうということから、人も余計なことを言ったり軽率に口を開いたりすると、思わぬ災難を招くという戒め。おしゃべりや不用意な発言を慎むべきだという意味。由来
成立年・作者は不詳。蛙が鳴き声によって天敵の蛇に見つかり、捕食されるという自然観察に基づくたとえである。「呑まるる」は古語の受身表現。近世、少なくとも江戸時代には、余計な発言を戒める諺として流布していたとされる。備考
古風で文語的な言い回し。日常会話では「口は災いの元」「雉も鳴かずば撃たれまい」の方が一般的だが、文章では教訓的に用いられる。例文
- SNSで不用意に上司の悪口を書いて問題になったとは、まさに蛙は口ゆえ蛇に呑まるるだ。
- 秘密の企画を得意げに話したせいで競合に先を越された。蛙は口ゆえ蛇に呑まるるという教訓を忘れていたね。
- 彼は余計な一言で取引先を怒らせてしまった。蛙は口ゆえ蛇に呑まるるとはこのことだ。
- 噂話を広めていたら、逆に自分の信用を失った。蛙は口ゆえ蛇に呑まるるだから、口は慎むべきだ。
- 自慢話のつもりで不正をほのめかし、調査を受けることになった。蛙は口ゆえ蛇に呑まるるの典型だ。
類義語
- 口は災いの元
- 雉も鳴かずば撃たれまい
- 言わぬが花
- 沈黙は金
- 多言は身を害す
- 舌は禍の根
対義語
- 言うは一時の恥、言わぬは一生の恥
- 物言わねば腹ふくる