蛇の道は蛇
読み方
へび の みち は へび意味
同じ仲間や同業者のことは、その道の者がいちばんよく知っているというたとえ。特に、悪事や裏事情なども、同類同士なら手口や行き先がすぐ分かる、という含みで使われることが多い。由来
蛇は自分の通る道(通り道・穴・隠れ場所)をよく知っていることから、「蛇の通る道は蛇が知る」の意で生まれたとされる。成立年代は明確ではないが、近世(江戸期)以前から口語的に用いられてきたといわれる。備考
「その道の専門家が一番詳しい」の中立的用法もあるが、悪事・裏事情に通じる含みで使われやすい。人を「蛇」にたとえるため、相手への評価に配慮するとよい。例文
- 裏の取引の流れは、蛇の道は蛇で、同業者に聞けばすぐ分かった。
- あの界隈の事情は蛇の道は蛇だから、地元の人に任せよう。
- 不正の手口は蛇の道は蛇で、経験のある者ほど見抜くのが早い。
- 転売のルートは蛇の道は蛇、同じ商売の連中が一番詳しい。
- 彼の動きは蛇の道は蛇で、昔からの仲間が先に察していた。
類義語
- 餅は餅屋
- 畑違い
- その道のことはその道の者に聞け
- 芸は身を助く
対義語
- 門前の小僧習わぬ経を読む
- 知らぬが仏