虎は死して皮を留め人は死して名を残す
読み方
とらは しして かわを とどめ ひとは しして なを のこす意味
虎は死ぬと価値ある皮を残すように、人も死後には名声や業績を残す、また残すべきだということ。人の真価は生前の行いによって決まり、死んだ後にどんな評判や功績が後世に伝わるかが大切だと説くことわざ。由来
中国由来のことわざ。原形は北宋の欧陽脩が編んだ『新五代史』(11世紀ごろ)などに見える「豹死留皮、人死留名」とされる。日本では漢籍の受容を通じて広まり、豹を虎に言い換えた形も定着した。現在の日本語形がいつ一般化したかの正確な時期は未詳。備考
「名」は単なる名前ではなく、名誉・名声・業績を指す。人物評価や生き方を論じる場面で使われ、日常会話ではやや古風で重みのある表現。例文
- 祖父はよく「虎は死して皮を留め人は死して名を残す」と言って、誠実に生きる大切さを説いていた。
- 彼は私利私欲に走らず、虎は死して皮を留め人は死して名を残すの精神で地域のために尽くした。
- その名医の生涯を知ると、まさに虎は死して皮を留め人は死して名を残すという言葉がふさわしいと思う。
- 一時の利益よりも後世に残る仕事を選ぶ彼の姿勢は、虎は死して皮を留め人は死して名を残すを体現している。
- 弔辞では、故人は虎は死して皮を留め人は死して名を残すを地で行く人物だったとたたえられた。
類義語
- 豹は死して皮を留め、人は死して名を残す
- 虎は死して皮を残し、人は死して名を残す
- 人は一代名は末代