虎は死して皮を留め人は死して名を残す
読み方
とら は しして かわ を とめ ひと は しして な を のこす意味
虎は死ぬと毛皮が残り価値を持つように、人は死んだ後に名声・評判・業績などの「名」が残る。だからこそ、生前は恥のない行いをし、よい名を後世に残すよう努めるべきだ、という戒め。由来
中国の古典『後漢書』(5世紀頃に成立)「楊震伝」にある「虎は死して皮を留め、人は死して名を留む」に由来する。日本へは漢籍の受容とともに伝わり、江戸期以降にことわざとして広く定着したとされる(定着時期の正確な年は不詳)。備考
教訓的に「生前の行いが死後の評価を決める」意で用いる。良名だけでなく悪名も残り得る点に注意。文語調「留む」も見られる。例文
- 虎は死して皮を留め人は死して名を残すと言うし、最後まで誠実に仕事をしよう。
- 名誉のためではないが、虎は死して皮を留め人は死して名を残すのだから、後悔のない生き方をしたい。
- 不正をすれば悪名が残る。虎は死して皮を留め人は死して名を残すを忘れるな。
- 先輩は退職後も功績が語り継がれている。まさに虎は死して皮を留め人は死して名を残すだ。
- 子に恥じない背中を見せたい。虎は死して皮を留め人は死して名を残すというからね。
類義語
- 名こそ惜しけれ
- 芳名を後世に残す
- 立つ鳥跡を濁さず
- 人は名を残す
- 虎死して皮を留め人死して名を留む
対義語
- 長生きは恥
- 死ねば無になる
- 名は無用