虎の尾を踏む
読み方
とら の お を ふむ意味
非常に危険な相手や状況に、うかつに手を出したり刺激したりして、思わぬ災いを招きかねないことのたとえ。権力者の怒りを買うような言動をする、といった場面でも用いる。由来
「虎」は猛獣で、尾を踏まれれば激しく怒って襲うことから、危険を承知で危ういことをする意として生まれた比喩表現。成立した正確な年や典拠は不詳だが、近世以降の日本語で慣用的に用いられてきたとされる。備考
「危険を冒して相手を刺激する」ニュアンスが強い。目的達成のために敢えて危険に踏み込む場合にも使うが、多くは軽率さへの警告として用いる。例文
- 上司の失敗を会議で公然と指摘するなんて、虎の尾を踏むようなものだ。
- あの国の内政に口を出すのは、虎の尾を踏む行為になりかねない。
- 警備が厳重な場所に近づくのは虎の尾を踏むから、別ルートで行こう。
- 彼の過去の話題は禁句だよ。うっかり触れたら虎の尾を踏む。
- 証拠もないのに告発すれば、虎の尾を踏んで訴えられるかもしれない。
類義語
- 藪をつついて蛇を出す
- 寝た子を起こす
- 逆鱗に触れる
- 火中の栗を拾う
対義語
- 君子危うきに近寄らず
- 触らぬ神に祟りなし