薄氷を踏む
読み方
はくひょう を ふむ意味
非常に危険で不安定な状況の中を、失敗しないように細心の注意を払って行動すること。少しの油断で事態が悪化したり破綻したりする場面をたとえていう。由来
薄い氷の上を歩くと割れて水に落ちる危険があることから生まれた比喩表現。中国古典(『詩経』など)に見える「薄氷を履む(履薄氷)」の観念が日本語に取り入れられたとされる。日本での成立年代は特定しにくい(不詳)。備考
「薄氷を踏む思い/薄氷を踏む状況」の形で用いることが多い。類形に「薄氷を履む(はく)」がある。やや硬い書き言葉。例文
- 今の交渉は薄氷を踏む思いで、一言一句に気をつけている。
- 不祥事の後の会見は薄氷を踏む状況で、質問への返答が難しい。
- 新人の彼は、上司の機嫌をうかがいながら薄氷を踏むように働いている。
- 両国の停戦はまだ不安定で、薄氷を踏む状態が続いている。
- このプロジェクトは資金繰りが厳しく、薄氷を踏む思いで進めている。
類義語
- 危機一髪
- 綱渡り
- 剣が峰
- 一触即発
- 氷の上を歩くよう
対義語
- 高枕で眠る
- 安閑とする
- 泰然自若