蓼食う虫も好き好き
読み方
たで くう むし も すきずき意味
辛くて癖のある蓼を好んで食べる虫もいるように、人の好みや価値観はさまざまで、他人には理解しにくいものを好む人もいる、という意味。趣味・食べ物・恋愛などについて、好みは人それぞれだと述べるときに使う。由来
「蓼」は辛味の強い草で、一般には好みの分かれる植物です。それでもこれを好んで食う虫がいることから、「好みは人によって違う」というたとえになりました。成立時期の詳細は不明ですが、少なくとも江戸時代前期(17世紀ごろ)には広く使われていたとされます。備考
他人の趣味や恋愛相手について使うことが多い表現です。場合によっては、相手の好みを少しからかう・見下す響きが出るため、直接使う際は言い方に注意が必要です。例文
- 彼があの強い苦味のある山菜を毎年楽しみにしているのを見ると、まさに蓼食う虫も好き好きだと思う。
- 友人は前衛芸術に夢中だが、私には難しすぎる。蓼食う虫も好き好きということだろう。
- あの映画は評価が真っ二つに分かれたけれど、蓼食う虫も好き好きで、熱心なファンも多い。
- 恋愛の好みについて他人が口を出しても仕方ない。蓼食う虫も好き好きだ。
- 派手な柄の服を好む人もいれば無地しか着ない人もいる。蓼食う虫も好き好きである。
類義語
- 十人十色
- 人それぞれ
- 三者三様
対義語
- 万人受け
- 満場一致