葦の髄から天井を覗く
読み方
よし の ずい から てんじょう を のぞく意味
ごく狭い見識や限られた経験だけをもとに、広い世界や大きな問題を判断しようとすることのたとえ。視野が狭く、物事の全体像を見誤る様子をいう。由来
葦の茎の中心にある細い髄を通して天井をのぞいても、ごく一部分しか見えないことに由来する。狭い穴から大きなものを見ようとする比喩で、成立年代・初出は不詳。江戸時代以降の俚諺・ことわざ資料に見られる表現とされる。備考
やや古風で硬い表現。日常会話より評論・文章で使われることが多い。「天井」は広い世界や全体像の比喩として用いられる。例文
- 一度の失敗だけで彼の能力を決めつけるのは、葦の髄から天井を覗くようなものだ。
- 海外に一週間行っただけでその国の文化を語るなんて、葦の髄から天井を覗くに等しい。
- 現場を見ずに数字だけで判断すれば、葦の髄から天井を覗く結果になりかねない。
- 自分の部署の事情だけで会社全体を批判するのは、葦の髄から天井を覗く見方だ。
- 専門家の意見を聞かずに結論を急ぐと、葦の髄から天井を覗くことになる。
類義語
- 管を以て天を窺う
- 井の中の蛙大海を知らず
- 木を見て森を見ず
- 群盲象を評す
対義語
- 大局を見る
- 高所大所から見る
- 広い視野で判断する