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苦は楽の種

読み方

く は らく の たね

意味

今つらい苦労や困難に耐えて努力しておけば、その経験や積み重ねがのちに楽しみや幸福、成功のもとになる、というたとえ。苦しみは将来の喜びを生む「種」であり、目先の苦を前向きに受け止めよという教え。

由来

「苦」を「種」にたとえ、のちの「楽」を実らせるという発想から生まれたことわざ。特定の作者や成立年は不明だが、江戸期以降の教訓的な言い回しとして広く用いられてきたとされる。対句として「楽は苦の種」も併せて語られる。

備考

自分や相手を励ます場面で用いる。単独でも使えるが、「苦あれば楽あり」と近い。対句の「楽は苦の種」とセットで、楽に溺れる戒めとしても語られる。

例文

  • 受験勉強は大変だけど、苦は楽の種だと思って毎日机に向かっている。
  • 新人のうちは失敗も多いが、苦は楽の種だから経験を糧にしよう。
  • 節約生活は窮屈でも、将来の安心につながる。まさに苦は楽の種だ。
  • リハビリは痛いけれど、苦は楽の種だと信じて続けている。
  • このプロジェクトの山場を越えれば、苦は楽の種だったと笑える日が来るはずだ。

類義語

  • 苦あれば楽あり
  • 艱難汝を玉にす
  • 雨降って地固まる
  • 災い転じて福となす

対義語

  • 楽あれば苦あり
  • 楽は苦の種

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